自然。
かくあるべき
こうすべきの山々が
私の前に立ちはだかって
私の口も体も縛られる
私の影が薄くなる
人の為にと
人に良かれと思ううち
自分の気持ちを見失う
私は誰で
私はなにをしたいのか。。
ハシレハシレ
なにも聞かず
わき目もふらずに
自分の気持ちが向くままに
心の声に耳清まし
優游。
曇り空
己の心に太陽を
ちょこんと置いて
ひかり出せ
周りの人を輝かす
雨が降り
大地湿らせ
陽が照らす
虹の彩に笑み溢れ
福の神様現るる
巡り。
人との別れや始まりを
繰り返すだけの時の中
思い悩まず進むだけ
晴れた空を目印に
笑って走って駆け抜ける
母。
どんなに
雨に打たれても
子を産み育てる遺伝子は
悲しみさえも
乗り越える
未練。
思い通りに
なることが
すなわち
私の幸せと
若い頃から信じてた
ところがどっこい
思い通りにならぬのが
幸せ感じる体質へ
見方を変える
神様からの処方箋
老。
無邪気さが失われ
瑞々しささえ
消えゆく
変わらぬもの
あるのなら
白いもの
しわが増えても
変わらぬままに
そばにきて
手の温もりを